医療法人契約で借入金対策の逓減定期保険に加入

医療法人は以下のように定期保険等に加入することができます。

契約者

被保険者

保険金受取人

医療法人

理事長・理事等

医療法人

 

定期保険等とは、医療法人が契約者となり、その役員又は使用人(これらの者の親族を含む)を被保険者とする定期保険(一定期間内における被保険者の死亡を保険事故とする生命保険)や第三分野保険(医療保険、がん保険、介護保険、障害保険等)のことを言います。

 

掛け捨ての定期保険等は、一定の保険期間内に被保険者が死亡した場合にのみ保険金が支払われる生命保険で、養老保険のような満期保険金の支払いはありません。なお、定期保険等の保険料に多額の前払い分の保険料が含まれる場合、つまり解約したときに解約返戻金が受け取れる場合等、最高解約返戻率が50%超となるような保険は除きます。

 

これら定期保険の保険料は各年度の経費に算入することができます。

 

掛け捨ての定期保険等の被保険者が死亡した場合に、その医療法人が受け取った死亡保険金は雑収入として収益計上されます。

 

また、逓増定期保険というものがあって、これは時間の経過と共に保険金額が減っていく仕組みになっている掛け捨ての定期保険です。保険金額が保険期間を通じて一定である定期保険よりも、保険金額が減少することで保険料を安く設定することができます。医療拭おじんに借入金がある場合、理事長が死亡したときの返済に充当するために掛け捨ての逓増定期保険に加入するケースがあります。

 

なお、これら定期保険においても、被保険者を「特定の理事長・理事等」とし、保険金受取人を「特定の理事長・理事等」としてしまうと、その特定の役員に対する給与となってしまって、個人で加入するのと同じようになってしまいます。

 

そして、被保険者の死亡によって、定期保険の死亡保険金を保険金受取人である理事長・理事等の遺族が受け取ったときは、相続税の対象となります。