その他医業外収入

1.ポイント
自動販売機のような、医業外収入でも大した金額でなくても、申告の必要があります。

2.解説
診療に付随して提供される様々なサービスによって得られる収益を医業外収益といいます。一般法人でいう雑収入と同様のものです。具体的には、以下のようなものがあります。

(a) 自動販売機収入等
自動販売機、消耗品やサプリメントの販売などから得られる収益は、医業外収入として収益計上します。これらの収入は小口な現金取引となるでしょうから、収入管理表などを作成して、計上漏れがないようにしましょう。

(b) 副産物収入
副産物収入とは、例えば歯科の場合であれば、金歯を作成したときに生じた金の屑を、金の納入業者が引き取り、仕入代金と相殺するケースなどです。収入と費用の両建て計上が必要です。

(c) リベート
医薬品や医療機器の納入業者等から、金銭によるリベートを受け取った場合、不相当に高額な物品を贈与された場合は、医業外収入として収益計上しなければなりません。性質上、請求書や領収書といった証拠になるようなものがない場合も多く、税務署の調査で申告漏れを疑われやすい項目です。
またクリニックの創立記念日に、パーティなどを開催すれば、参加者からご祝儀をいただく場合があります。ご祝儀の処理は、全額を雑収入として計上することになります。従いまして、参加者を正確に把握し、書面で残しておきましょう。

(d) その他の医療外収入
個人事業では預金利息などの受取利息は、「事業主借」で計上されますが、医療法人では、預貯金の利子、公社債の利子、分配貸付金の利子等は医療外収入となります。また、補助金や負担金についても、医療外収入です。