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ルーティンワークを大切にしろ

さて、ビジネスはあるときには大きな賭けをしなければならないときがあります。失敗とうまく付き合いながら、果敢に新しいことにチャレンジし続けます。そこにこそ発展や繁栄があります。今の日本にとって最も重要なことは創造に挑戦することです。

 

しかし、挑戦には二つの危険があります。一つは地道な努力をすることに敬意を払わなくなることです。普通の仕事の中で新しいことを作り出すことばかりに重きを置くと、通常のルーティンワークをおろそかにすることになります。仕事は創造する作業ばかりではなく、日々の地道な仕事があってこそ成り立ちます。むしろルーティンワークがしっかりとなされてこそ、創造が生まれると言っても過言ではありません。そのため、いくら創造をすることを重視すると言っても、他の地道な仕事を軽視してはなりません。人間の生活は地道な努力に依存しており、日々の営みが安心して続けられます。

 

創造するだけで儲かる仕事というのもあるでしょう。音楽家や芸術家など。しかしその多くが、食べていけていません。創造だけで食べていけるためには、相当な才能だけではなく、時の運のようなものも必要になります。凡人で、あるいは天才でも残念ながら運に恵まれない人は、地道に生きていくしかありません。運に恵まれる時を待つ以外にはないのです。

 

楽をして生きようと思っても、楽をするところからは簡単にお金は生まれません。みんな楽をしたいわけですから。仕事というものは誰かに楽をさせて、自分が苦労するところでしか儲からないようになっています。ですからその積み重ねというのは重要です。ルーティンワークをこなして、生活できていれば、どこかでなんらかのチャンスに恵まれることがあります。その時をひたすら待ちましょう。まずはルーティンワークで稼ぐことが重要です。時間売りですね。サラリーマンだってそうですよね。最初から事業家にはなれません。考えても見れば、ルーティンワークの中から新しいビジネスは見つかるものです。面倒くさいなあ、もっとうまくできないかなあ、というところにこそ、ビジネスの種はあります。ルーティンワークをバカにしてはなりません。それは人の生きるための最低限の糧になるのですから。

 

その他の危険は技術者の傲慢と呼べるものです。創造に夢中になると、その仕事に携わる人の中に傲慢が生まれます。時間がたてばたつほど、技術者の心に占める注意深さがなくなっていき、傲慢さが増えていきます。そうなるとある時点で失敗確率が高まり、大きな失敗を招くことがあります。この点には注意が必要と言えるでしょう。傲慢は身を滅ぼします。

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