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価格戦略は重要

事業が失敗する要因としてよくあるのが、収益が得られると安直な予想をして、細かい点を詰めておかないことです。収益を得るためには、お客様にとって、背中の痒い所に手が届くような、絶妙な商品やサービスでなければなりません。タイムリーな商材であれば売れるのですが、それが難しいのです。

利益を獲得するためには、顧客からどのような商品やサービスからどれくらいの収益を得ることができるかを計算しなければなりません。価格戦略といえますが、適当な価格で販売したら、爆発的に売れた、しかし原価が合わずに赤字になった、ということもよくあるケースです。逆にものすごくいい商品なのですが、高すぎるために見向きもされなかったということもあります。そのため、最初のうちは安く提供していて、顧客のニーズ、つまりどれだけ売れるかによって、どんどん高くしていく方法も取られていきます。

そこに落とし穴もあります。他社の参入障壁が高い商品であれば問題はありませんが、こちらがいくら老舗であったとしても、安い商品がマーケットに浸透しやすくなります。もちろんそのサービスの質が高ければ問題はありませんが。他企業が参入してくれば、値段を高くしづらくもなります。

また、そもそも今までにないような商品やサービスであった場合、実際に顧客がいるのか、取引につながるのか、利益が出るのかといった点について詳細に検討しなければなりません。

技術者は何でも自分の考えたことが素晴らしいと思う癖があり、素晴らしいものは購入するのが当たり前だと思っていますが、素晴らしければお客は必ずしも手にするわけではありません。まず、その商品が素晴らしいと認知させることが必要なのです。技術者は認知させる努力を怠ります。そうして素晴らしいのになぜ売れないと社会や消費者に愛して恨み節です。

大抵、その他に類似品があって、質が低くてもそれで足りていると思ってしまうというのがほとんどのケースです。その類似品の質の低さに嘆いていても、その類似品がそれだけ安ければ、わざわざ高いお金を出して、どこの馬の骨の出した者かわからない商品やサービスなんて手に取ろうとも思いません。最初は無料サンプルにでもして配布したいところですが、お金がないと無料配布すらもできません。売れるかどうか確信がなければ投資家もお金を出しませんから、まったくもって手詰まりになります。このような戦略面も詰めておかなければならないのです。

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