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最悪に備えて、それでも動くのがベスト

担当者として企画を通したいとき、投資を受けたいとき、あるいは自分で起業したいとき、良いことばかりを考えて、最悪の時にどうなるかを考えることがあまりないでしょう。ネガティブケースが起こったときの対処方法を検討せずに始めようとするのは、失敗パターンの一つです。特に経営者は、最悪なときに何が起こるか、そしてそれが起こった場合に対応できるのかを必ず考えておかなければならないのです。

多くの経営者は、色々やってみて何度も失敗することを目の当たりに見ているでしょうから、部下を含め色々な人が持ってくる案件に対して、期待通りにはいかないことを痛感していると思われます。提案書に書いてあること、頭の中の構想のほとんどが願望でしかないことに気づいています。

当然、失敗とは必ず起こるものですが、失敗を恐れていては事業はできません。そこで失敗は仕方ないにしても、二度と立ち直れないような失敗は絶対にしなければよいのだと思います。ここで失敗しても立ち直れる、つまりダウンサイド・リスクを見て、最悪なことが起こっても会社がつぶれないことが確認できれば思い切ってやってみればよいのです。

事業によっては、アップサイド、ダウンサイドに触れる傾向は異なるでしょう。ネット系ビジネスは、メーカーのように予め大きな工場を建設する必要がありませんから、少ない投資で初めて、需要が大きくなったら少しづつ追加投資をして事業を拡大していくことができます。従いましてダウンサイドが小さく、アップサイドが大きいパターンといえます。

この場合、上手く行った場合のリターンは大きいですし、最悪それほど大きな損失を被ることはありません。従いまして、このような場合は、成功確率が高くなくても、まずはビジネスを始めて様子を見ながら追加投資をしていけばよいのです。失敗しても小さな損失で速やかに撤退することができます。

巨大なネット企業の多くが、ガレージでビジネスを立ち上げたという話があり、このようなガレージスタートアップが、ダウンサイドが小さくアップサイドが大きい典型例です。そこでのダウンサイド・リスクは、創業チーム数年間の頑張りが実を結ばない位ですし、もしも上手く行かないなら、事業を畳んでサラリーマンに戻ればよいのです。万が一当たれば億万長者にもなるかもしれません。

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