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差別化を生み、実行せよ

差別化の源泉はどこにあるかと言えば、自社の中にあるはずなのです。商品に差別化要因があったとすれば、その商品を自社で作っている必要があります。他人の作った商品を他人のプラットフォームで販売しているだけでは、その販売方法に何らかの特色がない限りは差別化にはなりません。少しでも価格を安く販売するくらいしかなくなってしまいます。商品やサービスについて、他社ブランドを使っている会社はもろいものです。おカネで買えないもの、外部から持ってこられないものが差別化の源泉になります。

差別化を生むものは、戦略か実行かですが、正解は「独自の戦略に基づく実行」なのだと思います。戦略しかなくて実行が伴わない、あるいは戦略がない実行は結果には結びつかないものだからです。重要なことは戦略が実行に紐づいていなければならず、画期的な戦略だったとしても、実行してダメだったというのはよくある話です。ダメだったから戦略に問題があったとするのは時期尚早ですが、実行を一つ一つ見直していって、それでダメならば、大元の戦略自体を見直していく必要があるでしょう。そうして見直した戦略で再び実行をしてみる。ダメならば何度でもやり直しになります。ここまでくると神様との根競べのようなものです。

戦略というと、知的で頭を使って、実行というと、汗かいて土方のようなイメージに思えますが、だからといって戦略を立てる方が偉いわけでもありません。逆に実行する方が偉いとも言えませんが、ユニ・チャームの高原会長によれば、アイデアを考えるのに必要な労力を1とすると、とりあえず実行するだけでも10の労力が、そして実行して結果を得るためにはさらに100の労力がかかるとおっしゃられています。実行してみないと、その戦略の正しさが証明されないということなのではないでしょうか。このことから、戦略を軽視してしまって良いわけではないのです。

新しいことをやるときには、まず戦略を固めて、実行することになりますが、この際、経営資源を過小評価しないことが大切です。慣れないことをするために、予想外の事が起こります。ここで資源とは、人、物、カネ、時間でしょうか。情報については使っても減らないのでひとまず横に置いておきますが、不慣れなことをすれば、時間もかかり、手間もかかり、失敗もします。損失もある程度は見込んでおかなければなりません。つまり必要以上に資源を無駄遣いする可能性が高いのです。それを考えずに、少ない資源でやろうとすると、それこそ失敗に至る道になってしまいます。

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