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営業とマーケティングの違いを知れ

営業とマーケティングは似て非なるものです。しかしどちらも心得ている人は非常に強く、顧客の不満を感じ取り、それを補う力を持っています。こういう人の意見は聞いておいた方が良く、技術者が俺の技術はすごい、みんなこの商品を買う、という意見には耳をふさいでおきましょう。百害あって一利なしです。このマーケッターの意見を取り入れることで製品が商品へと変化します。

技術者がとやかく言ってきても無視、顧客はこういうところに喜ぶと言ってやって、技術者を上手く使いこなしましょう。それが技術者のアイデアを活性化させることにつながるかもしれません。逆にお前いらないという場合も無きにしも非ずですが。

要するに技術者の自己満足なんてどうでもよくて、売れる商品にしないと企業としては何も意味がないからです。稼いだ暁には、研究開発費もふんだんに得られるでしょうから、そこから商品化しない、技術者の自己満足の世界を堪能させてあげれば十分です。彼らは売れる商品を作りたいと口では言っているのですが、実体は、自分が思う存分の技術を極めたいと思っているだけなのです。大半は。

ソニーやホンダも、技術者が凄かったことは確かですが、傍らにいたパートナーがマーケティングの能力が長けていた、つまり消費者目線を持っていたからあれほどの優れた大企業になったわけです。技術者が凄かったというだけならば、あそこまでの企業にはなっていなかったでしょう。もちろん技術力が優れていたこともまた確かではあるのですが。

そのため、単なる技術者が経営者になったり、マーケッターになることは極めて難しいのです。これには相反する思考が求められるからなのです。シンプルに考えれば、経営者はコストを削って売れる商品を作ること、技術者はコストをふんだんにかけて最高の製品をつくることにあります。

企業はどちらが経営者になれば上手く行くかは言うまでもありません。企業は利益を上げること、利益を上げるためには、売上を上げること。コストを売上の下を必ずくぐることです。つまりコストが売上を越さないということですね。だから、技術者の自己満足をぶっ壊して、消費者が求める商品を企業は作らなければなりません。別に技術者の技術への探求を邪魔しようとか、やめさせようというのではありません。そういった技術への探求が優れた商品を作る基礎になっていることもまた確かなのですから。

ただ、素晴らしい製品さえ作れば、売れる商品になるという思い込みはやめましょう。往々にして売れる商品というものは、それほど大した技術でないことがほとんどなのです。

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