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内部留保が最高のファイナンス

会社を本当に成長させたい場合には、利益を上げることが不可欠です。その利益を事業拡大に投下していきます。当たり前のことかもしれませんが、中には事業拡大を出資で賄おうとする人もいます。上場を目指すような大規模なビジネスであれば、その発想もありです。しかし、出資の場合にはそれだけ経営権を他人に渡してしまったり、口出しされたりといいことばかりではありません。それにタイミングよく出資してくれるかもわかりませんから、普通の人であれば、やはり、成長させるための資金は自ら稼ぐのが良いということになるでしょう。

今までやったことがないこと、誰も手掛けていないような画期的なことを考え出した場合、それを理解してもらうのも容易ではありません。普通の人は、あなたの画期的な考え方に理解できないのは当たり前です。なぜならば、そのビジネスを見たことがないので、成功するかどうかは想像がつかないからです。それを、理解しないだの、リスクを負わないだの、批判をしてはなりません。お金を出してくれる人がいなければ、自分で稼いで出せばいいじゃないですか。出してくれなければ、事業が始められないというならば、そんな事業はやめた方がいいのです。

得てして、カネを出してくれれば事業が先に進むという人は、お金を出してもらって、それを食い尽くして利益を出せずに終わります。事業が成功する人は、お金を出してくれたかどうかにかかわらず先に話を進められるものです。事業推進の能力を持っていますから。お金を待っているようでは、そういった事業拡大能力がないと思った方がいいでしょう。使い切って終わりというのでは、それは能力とは言いません。単なる乞食です。だから投資する際にも、お金がないなりに何とかできそうかどうかを見極めると良いでしょう。投資家のお金を期待している場合は、その経営者はお金を増やしてくれる可能性は非常に乏しいと思いましょう。それでほぼ100%当たっています。

事業拡大に借入金を当てる経営者もいます。必ずしも間違ってはいませんが、返済が必要となるお金ですから、自分の中で事業拡大に確信が持てたら、というよりも、ここ数か月受注が増えてきたら、融資を考えた方がいいでしょう。経営者が確信を持ったときは、大抵その予想は外れます。概ね思い込みだけです。その結果は借金ダルマです。その点、数字は嘘をつきません。毎月毎月、受注が増えてくれば、今後も受注が増えてくる可能性があるということです。もちろん、単に運がいいだけかもしれませんから、勘違いはやめましょう。なぜ、売上が上向きになってきたのかは、想像はつくはずです。サービス内容がよくなった、広告宣伝の効果が表れた等々。今まで失敗の数が多ければ多いほど、今までの売上上昇と、今回の売上上昇に違いがあるかどうかはわかるでしょう。そうなってきたら、拡大のサインです。

成長するためにはどれくらいのお金が必要か。そしてそのお金をどのような形で集めようか。非常に悩ましいことですが、内部利益>借入>出資の順番で集めた方が精神衛生上はよいと思います。内部利益が集まらないのに借り入れるから問題になるのです。借り入れが返せないのに出資に頼るからトラブルのです。

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