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山勘は案外馬鹿にはできない

山勘というのも結構バカにならない思考回路です。自分で責任を持って行動し、何度も失敗し危険な思いをしながら経験を積んできた人は、自分の体の中にしみ込んだ感覚や体感を持っています。つまり暗黙知のような言葉や数字に顕すことができなくても、意識しなくても失敗を回避できる回路が備わっています。それが山勘なのです。山勘とは適当なものではなく、その人が今まで経験した結果備わった、状況というインプットが得られれば、想定するアウトプットが出てくる、超高速の判断回路です。

 

自分で全責任を負い、決断を下し、成功もするが多くの失敗をした人も山勘は失敗を回避する上で非常に重要な役割を果たします、逆に、経験年数みたいなもの、どちらかというとサラリーマンとしての在籍年数だけ長くて、これと言って大した失敗もしていないし大した責任もおっていないような人間の山勘はあてになりません。面倒くさくて考えようとしない怠け者回路でしかありません。

 

山勘は本人が明確に自覚しているわけではなく、何かトラブルなどが起こりそうなときに自然に考えは閃いたり、体が動いてしまうものです。そのためなんでそう思うのかと問われても、何となく、としか答えようがないのですが、実はそれが非常に的確な判断であることがほとんどです。その根拠は経験です。実は過去に、自分で行動して失敗を繰り返し、そのたびに難局を切り抜けてきて、その都度判断をしているから、今、ここで的確な判断を下せるようになっているのです。

 

これはおかしいとか、こんな気がするという勘が頭の中にいっぱい詰まっています。そしてそれを実際の行動に役立てています。瞬間的にわかってしまうのですが、後でその山勘を検証すると、そこには色々な要因が複雑に絡み合っており、変だなと感じたときにはやはり変だなということになっているのです。

 

とはいっても、山勘の全てが、何故そう思うのかと聞かれても説明しようがないことばかりであって、理由がないから、山勘に従わずに何か異なることをしようと思っても、やはり結果としては失敗することがほとんどなのです。本当に不思議です。言えることは、山勘が頭の中に浮かぶまでに数多くの失敗を重ね、自分で損をして、痛い思いをしているということです。ですので、これは自分の経験によって得た知識の中から得られた決勝と言えるのではないでしょうか。決して馬鹿にはできない、それが山勘なのです。

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