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相手の出方に応じて、良い関係を築く努力をしよう

ウィン・ルーズを考えている者同士がぶつかると、お互いに折れることなく、ルーズ・ルーズになってしまうことがあります。つまり両方負けと言う状況です。

 

敵を自分の生活の中心に置いて、その人の行動に取りつかれ、相手を敗北させたいという気持ちで他に何も見えなくなってしまいます。相手を潰すためならば、少しの痛みはやむを得ないとします。肉を断たれても骨を断つ戦法ですね。普通はこちらに痛みが伴ったら引きますから、引き分けというのがお互いにとって良いのですが、感情が先に立ってしまうと往々にして起こります。誹謗中傷合戦と言いますか、財産がそれほどない者同士の離婚の現場にはありがちです。どちらもメリットがないみたいな。ルーズ・ルーズは、深い依存状態にあり、自分がみじめだから他人もみじめにしたいという考え方です。勝つ人がいないなら自分が負けてもやむを得ない。とんだひがみ根性です。

 

さて、ウィン・ウィン、ウィン・ルーズ、ルーズ・ウィン、ルーズ・ルーズ、と見てきましたが、これらはその場面によって効果的かどうかは異なると言っておきましょう。一見、ウィン・ウィンが一番よさそうですが、競合店をライバル視して、ウィン・ルーズの気持ちを持ち、常に切磋琢磨して、結果高めあえたら、それはそれでよいことです。こうなってしまうと、気持ちはウィン・ルーズで、結果がウィン・ウィンになっています。最初から共存共栄だと言ってお互いにのんびりしていたら、お互いの成功はなかったでしょう。お互いが平凡に終わります。切磋琢磨する気持ちが、秋葉原の電気街やアニメ街と作ったに違いありません。いつの間にかアニメと言えば秋葉原になって、町のブランド力も高まってしまったわけです。

 

時にはルーズ・ウィンもいいでしょう。といいますのは、損して得取れは、まさにルーズ・ウィンからきています。最初は相手を勝たせなければなりませんから。今のウィンには価値がなく、将来のウィンにこそ価値がある。だから今はルーズで良い。ギブ・アンド・テイクのような考え方だと思います。

 

実は、最も良い選択は状況によって異なるということです。但し、ほとんどの状況は相互依存の中にあり、ウィン・ウィンを念頭に置いた方が、人間関係はスムーズにいくことは確かです。あるいは相手に最初は花を持たせると言うルーズ・ウィンですね。ウィン・ルーズの場合には、その場で勝ったと思っても、相手の気持ちに害を及ぼし、お互いの人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。

 

取引の際に、こちらの要求が通ったとして、先方が我慢していたとしたら、つまりこの取引条件に納得していないとしたら、今回はいいかもしれませんが、もっと良い取引条件を出してきたところに乗り換えられてしまいます。従って、短期的なウィンは長期的に見るとルーズにつながってしまうのです。

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