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あるビジネスをやるのに、経験は重要

ビジネスを成功させるためには、ある能力がないと上手くいかないという能力要件があります。その能力要件を満たさない限りは、そもそも実行して成果を出すことができませんので、その事業は失敗してしまうでしょう。

例えば、今まで投資をしてそれを還元するという仕事をやってこなかった人が、いきなりファンドを組成しても、お金を調達できません。

飲食店の経験のない人が、家庭料理しか作ったことがない場合、趣味で食事を提供するレベルならばまだしも、人を雇ってある程度手広く店舗を運営することも相当難しいでしょう。

もちろん全く新しいことをやろうとしていて、他の会社で経験の積みようもないビジネスもあるかもしれませんが、事業の魅力だけで、突っ走る経営者も少なくはありません。自分ではやったことがないのに、その分野が流行っているから、この波に乗ろうとすると、サーフィンもやったことないのに、あの波乗りのようにかっこいいところを見せたいとしても、波に乗れないどころか、沖に流されてしまう、失態をしてしまうかもしれません。

また、往々にして、やったことのないことはリスクが見えないから、なんでも上手く行くと思いがちなのです。なぜ、専門家がこの分野をやらないのだろうか、ド素人の方が良く気づくことも全くないとは申しませんが、ほとんど上手く行くことはないでしょう。やり方がわからないので、試行錯誤して、キャッシュを生まずに沈没するのが目に見えています。そんな試行錯誤はサラリーマンの内(きちんとお金をもらいながら)にやっておくべきでしょう。

この場合はもっとひどいことに、何が成功に必要な資源や能力かも気づかないままなのです。だから、なぜうまくいかないかもわからないうちに終わります。マーケットが小さかったのか、顧客ニーズがなかったのか、広告宣伝の方法が悪かったのか、商材に今一つ魅力がなかったのか、何が問題かすらもわからないうちにお金が尽きてしまうでしょう。

それ故、今まで経験のあるビジネスを基礎として、成功に当たった必要な能力要件を満たしているのか、満たしていない場合にはどうするのか、内部で必要な能力を育成できるのか、できない場合には外部から連れて来るのか、きちんと検討し、対応していかなければ、実施する段階でつまづくことになってしまいます。

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