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広がる口コミとは

お金を払う広告というものは、カネさえ払えばこちらで作った都合の良いメッセージを発信することができます(但し、公序良俗に反しない限り)。事業を立ち上げる時に、資金に余裕がない場合が多いので、その資金があったとしても、概ね開発や仕入れに消えていきます。そこで、広告宣伝代が確保できないため、口コミで宣伝しようとたくらむのですが、口コミはそう簡単には広がってくれません。

 

マスコミとは、広いエリアをカバーできる伝達手段ですが、口コミとは、人から人づての噂による伝達手段の事です。噂とは必ず良いことだけが伝わるわけではありません。良いことよりも悪いことの方が伝わります。宝くじを恵まれない人のために少しづつ寄付したよりも、殺人を犯した方が、一発で拡散します。有名になりたければ良いことよりも悪いことをした方がよさそうです。そんなことで有名になりたくもないですが。

 

最近YoutubeやTwitterのような媒体で、これ見よがしに寄付したことを動画やSNSで拡散しようとしていますが、何だかなと思いますね。善行は隠れてした方が良いと思います。売名行為だとしかとらわれず、逆効果です。そういう人間なんだね、というその人のえげつない内面が拡散していくだけです。まあ、もちろん寄付することは立派ですよ。SNSの方が、欲しい人に届くという実益もあることも確かですが。

 

口コミというものは、噂を立てる人に何らかのメリットがなければ広がりません。ある人にお知り合いの方にご紹介くださいとか言ったところで、自社のサービスを紹介してくれる人はそれほど多くはないはずです。本当に良いものであって、こんな良いサービスを知っている自分は、結構イカしてるでしょ、と思わないものは絶対に拡散しません。普通のサービスであれば、口コミを知り合いや友人に期待しても無駄というものです。その場では、「人に伝えておくよ」とは言ってくれますが、ほとんどそこで終わります。

 

口コミを宣伝手段とするには、かなりのテクニックがいります。案外、「伝えておいてよ」というよりも「ここだけの話なんだけどさ」「誰にも言わないでくれよ」という方が効果があったりします。

 

思い当たる節がありますよね。誰にも言わないでくれよ、お前だけに教えるよ。といっておいたら、明日にはクラス全員に伝わってしまって、大いに恥をかいてしまったことが。秘密を教えられると、話したくなるのです。案外口コミは内緒話として伝えた方が噂として広がっていくのかもしれません。

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