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起業と夢は別物

好きなことで起業しようというのは、世間でよく言われています。それは一面では正しいのですが、好きなことで起業して上手く行った人が声高々に叫んでいるのだと思います。それは運がいい人だったのでしょう。

起業を志す人は、自分の描く夢が最高であって、必ず世間が認めてくれると思い込んでしまいがちです。自分の理想を形にしても必ず客が寄ってくるとは限りません。自分が考える最高と、お客が受け止める最高には大きなギャップがあります。

世の中には好きなことを手段に起業して維持できている人がいますが、大半が、結婚している女性で、旦那が生活費を出してくれるパターンなのだそうです。つまり女性たちは、食べる稼ぎを旦那さんに依存し、自分の商売で食べていくことは考えていません。もちろんそれほど多くはありませんが、好きを形にして商売にできている人はいます。しかし非常に少ないのです。

やりたいことで起業すれば客は見つかると、何の根拠もないマーケティング理論を用いて、起業のアドバイスをしている人がいますが、かいつまんで言うと、その理屈はダメもとでやってみろ位なものにすぎません。可能性だけで飯は食えません。

客は見つけるとか作り出すというものではなくて、客が待っている仕事で起業して、自分の存在を客に見つけてもらうことが重要です。

ビジネスが続けられるのは、客のいるビジネスを手段として起業しただけの話です。好きなことで起業したからではありません。好きなことで上手く行った人の多くが、先ほど述べたような食べる稼ぎは配偶者に依存した場合、あるいは客の待っているビジネスで起業した場合。たまたまそれが好きなことと重なっただけなのです。

経営者がやらなければならないことは、客を捕まえるのではなく、客のいるビジネスを探すことです。客を探して見つかったとしても、それはたまたまであって、その売り上げで再起を図れると考えるのは間違っています。

繰り替しになりますが、まずは客のいる仕事で起業しましょう。好きなことをやるのはその次で良いのだと思います。

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