BLOG

下っ端が組織における責任回避をする方法とは

自分のやったことを他人のせいにしてはいけないというのは、恐らく成功者の金言でしょう。そうは言っても、それを末端の従業員にまで適用するのが正しいのか考える必要がありそうです。

そもそも会社は上司の言うことに絶対服従です。上司の考えが間違っていたとしても、それを間違っていると指摘する人がどれほどいるでしょうか。それが権力者(社長)かそれに近い者(取締役)であればなおさらです。上司の命令やマニュアルに書いてあることを疑問に思わずにやること、それがサラリーマンとしての当然の行動原理です。逆らう方が間違っています。極端な話、違法行為であったとして手を染めなければならないことだってあるはずです。もちろん違法行為に至っては実行者である自分も罪を償う必要がありますから、命令を拒絶する自由はあります。但し、拒絶したからには組織から追放されること可能性が高まります。これは間違いとか正しいとかいうものではなく、組織というものはそうだからとしか言いようがありません。人殺しはよくない、でも軍隊で人殺しは正義です。それを人は殺せないと言っていたら、軍人失格です。軍隊を辞めるしかありません。あるいは後方支援に回してもらう可能性はありますね。そんなことを許してくれる軍隊は、どんなに素晴らしいでしょう。

話を戻しまして、上司に絶対服従なサラリーマンが、仮に間違った行動をしているのだとすれば、それはその行動をしているサラリーマン自体に責任があるのではなくて、上司、引いては会社、組織に責任があると言わざるを得ません。バカな上層部によって組織自体が間違った運営をされていることもあります。その運営が間違っているために失敗が起きても、担当者の責任にはできないのです。

マニュアルだって正しいとは限りません。作った時点では正しく、時代に合わなくなっている。あるいは作った時点では正しいと思っていたのですが、実際にやってみると非効率で、さらに危険を伴うものであったことなんてよくあります。だから、マニュアル自体が間違っていれば、その担当者が間違うことは当然です。それを、その場で判断しなければだめだ、担当者が間違っていると誰が言えるでしょう。

被害が大きくなって、担当者が自分の責任だと思ってしまうことはあるかもしれませんが、マニュアルを守り、上司の命令を守った場合に、失敗が起きたら、自分の責任ではなく、上司の責任や組織の責任にすべきです。当然、自分で判断して、上司のOKを都度もらうのも手でしょう。「こうなる可能性がありますが、本当にいいんですね」と。緊急事態で確認している時間もないかもしれませんが、上司の指示に従ったまでだと自信を持って言い切れる状況を作るのも、また必要な処世術と言えるでしょう。

関連記事一覧