出資持分あり医療法人、出資持分なし医療法人とは

以前、医療法人のほとんどは持分あり医療法人でしたが、2007年4月以降は持分あり医療法人は設立できなくなり、それ以降の新設医療法人は、持分なし医療法人のみとなりました。

また、既存の持分あり医療法人は、持分なし医療法人に移行できることになりました。とはいえ、2007年以前に設立された持分あり医療法人を、持分なし医療法人に変更させることは厳しいために、当分、経過措置としてそのまま持分あり医療法人を存続しても良いこととなっています。そして経過措置として存続している持分あり医療法人を別に「経過措置型医療法人」と呼んでいます。

現在でも社団医療法人のうち、7割以上が持分あり医療法人となってします。

さて、「持分」とは何かと言いますと、これはいわゆる出資であり、定款の定める、出資額に応じて払い戻し又は残余財産の分配を受ける権利のことになります。

そして、持分あり医療法人は、以下の2種類に分かれます。

(a) 出資限度額法人
(b) 一般の持分あり医療法人

一方で、持分なし医療法人は、以下の2種類に分かれます。

(c) 一般の持分なし医療法人(基金拠出型医療法人、基金のない一般の社団医療法人)
(d) 社会医療法人
(e) 特定医療法人

概ね、持分なし医療法人の多くは、「基金拠出型医療法人」となっています。