M&Aの相談について

まず、M&Aを相談する場合には、後継者が不在であること、患者数が減少しているということであれば、理事長が病院経営の現状や自身に対して感じている問題点が何かということを明らかにしておきましょう。

そのような問題点を明らかにしたうえで、M&Aのアドバイザーに話を聞いてみるということは意味のあることだと思います。実際にアドバイザーに話を聞いてみて、今はやめておこう、先送りにしようと思ったとしても悪いことではありません。

さて、M&Aを進めようと思ったとすれば、なぜM&Aを行うかという目的を明確にしましょう。体力や気力の限界、という逃げの態度もアリだと思います。他の業種と異なって、医療は地域に残さなければならないという使命感も強いと思います。どのような目的だから、そのM&Aは正しい、間違っているというものではありません。

また、M&Aは実行されるまで時間がかかります。相手もいることですから、縁とタイミングがなければどうにもなりません。トラブルも起きることもあります。そんなときに、M&Aをする目的が明確であれば、ぶれることはありません。

破談になったらなったで仕方ないと思います。妥協も必要ですが、妥協しないこともまた必要です。

また、自身の心身の疲労が元で引退したい場合には、何年も時間をかけることはできません。そのときには、良き相手が見つからなかった場合には、廃業もまた選択肢の一つでしょう、