フランチャイザーに対してリベート分配を請求できるか

コンビニエンス・ストアでは、フランチャイジーはフランチャイザーを介して仕入を行います。仕入先から大量に購入することで、フランチャイザー(本部)がリベートを受領することが多くなっています。

リベートは、買主の大量購入を促すためのインセンティブですが、個々のフランチャイジーの購入量は小さく、大量購入のインセンティブを与えるだけの量にはなりません。小口買主にすぎないフランチャイジーを組織化して大量購入を実現しているのは、フランチャイザーですから、そのような組織構築のインセンティブとしてフランチャイザーがリベートを受領するのは合理的であるといえます。

また、仕入先も、フランチャイザーから支払いを受けることで、小口買主であるフランチャイザーからの回収リスクを回避できます。つまり決済代行を通じて、与信機能と言う付加価値を提供していると考えることもできます。

フランチャイザーにリベートが帰属すると考えれば、仕入先から受領したリベートを、チェーン・システム構築・維持の経費に充てるか、フランチャイジーへのインセンティブに当てるかは、フランチャイザーの裁量に委ねられているといえます。当然、リベートの分配義務を当然の如く、フランチャイザーが負っていると考えることはできません。

リベートではなく、フランチャイザーが仕入先から商品を仕入れてフランチャイジーに転売するとき、フランチャイザーが転売差益を得ているとしたらどうでしょうか。特にフランチャイジーが推薦仕入先から商品を直接購入する取引形態しか認められていない場合です。

フランチャイジーにとっては安価で安定的に商品の供給を受けることが重要ですから、フランチャイザーがその信用力を背景に、仕入先から商品を仕入れて転売するにⓓ難解卸売構造を取ることで、フランチャイジーに対する安価で安定的な商品供給を実現しているならば、それを否定すべきではないと思われます。

結論から言えば、フランチャイザーがリベートや転売利益を得ることには、それがチェーン全体の利益に資する限りは問題がないと考えるべきでしょう。

 

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