概況調査

調査の時点で質疑応答がありますが、以下のようなことを質問されることが多いと思います。

  • 医者のプロフィール

出身大学や交流関係(接待交際費における相手先)

職歴(病診連携の実態)

配偶者(事業関連度合、適正給与水準)

家族構成(乳児や幼児がいる場合の配偶者の勤務実態)

通勤手段(車両の事業における必要性)

得意分野(自由診療収入)

趣味(経費の家事費混入)

 

  • クリニックの概要

開院までの経過、取引銀行、診療時間や休診日、診療体制、スタッフ数、電子カルテ、レセコンの有無、医療機器内容、取引業者(薬品材料卸、外注検査会社、技工所、廃棄物処理業者)等、クリニックの概要をヒアリングされます。

 

スタッフの職位と人数をきちんと答えられるようにしておきましょう。明確に答えられないと架空人件費を疑われることにもなります。従業員が休診日や診療時間を答えられないなんてことはないようにしましょう。

 

  • クリニック内見

院内の内見をします。以下のような場所を見ることになります。

 

場所

内容

受付回り

レジのつり銭、両替銭、予約帳、レセコン、電子カルテの帳票資料、領収書の控え、納品書や指示書の控え、カルテの保管状況、薬(院内処方の場合)の保管状況、名刺ホルダーの内容、院内連絡ノートの有無等。

院長室

金庫や院長デスクの中身をみることもあります。

診療室や待合室

固定資産台帳の内容と実態があっているかを見ます。医療機器については、リース物件と購入物件について確認します。除却や廃棄したはずのものが残っていると除却損を否認されます。購入しているのに存在しなければ家庭で使用していると疑われます。

スタッフルーム

ロッカーの名札、タイムレコーダーの設置場所、タイムカードの氏名、シフト表が張ってある場合にはその内容、カレンダー等が張ってある場合にはその書き込み内容をチェックします。電化製品の有無も見ます。

撤去冠

歯科医院においては、治療の際の撤去冠を入れてあるケースを確認します。金属(パラジウム・ゴールド)の保管状況も確認します。

駐車場

院長が車通勤の場合、固定資産台帳に計上されている車両と同一であるかチェック。

レジ

レジの中のつり銭もチェックします。現金出納帳とずれがあれば、いい加減なクリニックだという先入感を持たれてしまいます。