申告是認は厳しい

税務調査をして、何もないほど難しいことはありません。いわゆるテストで100点満点を取るようなものです。何もありませんでした、というのは「申告是認」といいます。

たいていは、調査官から申告内容について細かな指摘を受けて、修正申告をすることを勧奨されます。調査官も仕事できていますから、何もないで帰るわけにはいきません。

勤務実態がない配偶者を理事にして報酬を出し、家で使っている洗濯機をクリニックの経費にしていることがあれば、調査官は確実にそれを発見して、重加算税をかけてきます。

そういう事がなかったとしても、経費として計上したものが、納税者側と税務署の解釈の相違のために、経費として認められなかったという場合は数多く、とても防げません。この程度であれば、過少申告加算税で済むことになります。

税金についても、投資と同じです。確実に上がる株はないのと同じく、確実に税金を少なくする方法はありません。税金を少なくするからには、それなりのリスクを負わなければなりません。しかしリスクを負ったからには、税務調査で指摘されて、課税されることもあるのです。何事も程度問題だと思いましょう。