脱税はしてはなりません!

納税者がしてはならないことは、脱税です。脱税と節税がごちゃ混ぜになっている納税者も少なからずおります。大抵納税者の言う節税とは、脱税まがいのことです。それを税理士が積極的に指南することは言語道断です。

しかし、現実、医者の周りには脱税の誘惑があります。その一つは業者からのキックバックです。例えば、ワックス代を40万円請求する際に、20万円を医者個人にキックバックする業者もいるそうです。そして、その20万円は申告書に計上されません。

また、家族や知人に自費診療をする際に、収入計上をしない治療費があり得ます。いわゆるB伝票です。

パートで働いていた看護師の賃金を130万円以下に抑えるため、その長女に対する人件費が架空計上することがあります。130万円を超えると夫の健康保険が使えなくなってしまいます。扶養から外れると国民年金も負担しなければなりません。そうなりますと、スタッフのためにと院長も何とかしてあげたくなってしまいます。看護師不足もありますし、新しい看護師を求めるよりは、と思ってしまうのです。しかしながら、脱税であることには変わりありません。

医業という公益性・公共性の強い職業に従事している以上、高度の倫理性が求められて然りです。脱税に当たることは断固として慎まなければなりません。