新興市場の上場企業のオーナーが資産管理会社を持つメリットについて

上場企業のオーナーが資産管理会社を持つ最大のメリットは、事業承継対策にあります。

上場企業のオーナーが自らの上場企業の株式を個人で直接保有すると、上場企業の株式の相続税評価額は時価が基本になります。一方、上場企業の株式を資産管理会社に、間接的に保有させると、上場株式は取引相場のない株式になり、資産管理会社の相続税評価額が相対的に低く評価されるので、相続財産の課税価格を引き下げることができます

 

他のメリットとしては、安定株主対策です。

 

加えて、上場企業のオーナーともなると、資金ニーズのある関係者に対して、上場企業のオーナーが自分の名前で投資するのではなく、資産管理会社を通じて投資をすることで、自分の名前が表に出ることがなくなります。

 

また、上場会社で本業とは無縁の事業を創業したり、買収したりする場合、これも、上場会社で直接投資することは、株主を始めとした利害関係者との都合上、容易ではありません。そこで、資産管理会社を利用して、創業や買収を行うことができます。

 

これらを要約しますと、新興市場の上場会社オーナーにとって、資産管理会社のメリットは、①経営権の確保、②事業承継対策、③本業とのシナジー効果のない、あるいは乏しい投資等への活用があるのです。

 

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